これはあいだ。

すきのはなし。

千年先まで愛してる

劇団☆新感線2016夏秋興行

Vamp Bamboo Burn〜ヴァン!バン!バーン!

全60公演、お疲れさまでした。

 

最初に観たのは長野でのプレビュー公演、8月のいちばん暑い季節だったな。それから東京、富山(は行けなかったけど)、大阪でやる頃には季節も変わって肌寒くなっていて、VBBと一緒に駆け抜けた3ヶ月でした。

 

神山くんが出るから 観に行った舞台だけど、気付いたら魅力的なキャストの方々の虜になっていて、VBB自体が大好きになっていました。VBB中毒だった。

斗真くん、倫也さん、栄子さん、聖子さん、メタルさんに紘毅さんに徳永くん。挙げるとキリがないけど、皆さん本当に素敵でかっこよくてキラキラギラギラしていて、あまりの迫力に初見は口開けたまま観てました。圧倒されっぱなしだったなぁ。

きっと、神山くんを好きじゃなかったら観に行ってなかったかもしれない。こんなに素敵な人たちのことも知らないままだったかもしれないって思うから、神山くんには本当に感謝しているし、神山くんを選んでくれた方々にもたくさんお礼を言いたい。

 

楽しくてかっこよくて綺麗で可愛くて、だけど胸がぎゅっと掴まれる、こんなにわくわくする舞台は初めてでした。楽曲もキャッチーで頭から離れないし、各々のキャラクターも濃くて、観るたびに好きな人が増えていくの。ちなみにわたしは、サカエちゃんとマダム馬場と赤霧さん、山崎さんが好きだったなぁ〜。あと、ドナベちゃんが回数重ねるうちに可愛く見えてくるんだよね、不思議(笑)個性的でインパクトのあるキャラクターばっかりなのに、綺麗にまとまるから面白くて引き込まれちゃう。

 

こんなに豪華で素敵なキャストの中でも、いちばん好きで引き込まれたのは京次郎で…、京次郎というかヒメかな。

貴様ら貴族の下、蛍太郎は毎日薪を割り竹を刈り、汗を流して働いておったのじゃ。私はそれを遠くで見ているのが好きだった。

この台詞が大好きでね。多分神山担みんな好きなやつだろうけど。全体で見ると蛍太郎が出ている時間ってそんなに長く無いんだけど、こうしてヒメが蛍太郎のことを想ってくれていたから、神山くん本当にいい役貰ったなーって。どうしてもヒメに自分の感情を乗せてしまうから、この辺りの台詞や演技は見ていて毎回苦しかったんだけど、だけどすごく好きなシーンでした。

ていうかヒメがこちら側の人間すぎて共感しかなくて。

 

遠くから見ているのが好きだった(分かる)

見ておったぞ、明かりの当らぬ暗がりで人一倍キレのある踊りを踊る姿(分かる)

ふふっ、ういやつ♡好感度グイグイ上がっておるぞ♡(それな)

 

ほら…ヒメとは話が通じる気がする…というか通じると思う。だから余計、二度も蛍太郎を殺されてしまうヒメを思うと泣きたくなった。公演の途中から、涙を流してシャウトしながら歌うヒメに心を奪われてたなぁ。

 

京次郎演じる倫也さんはハチャメチャにかっこよくて美しくて魅力に溢れる人でおまけにヒメなんかやっちゃうもんだから、一気に惹きつけられてしまった。 カーテンコールで絡むともともを見ると、ヒメと蛍太郎は来世で幸せになってねって願わずにいられなくて…。一緒になれてるといいなぁ、なんて。

 

VBBでの神山くんはキラッキラで爽やかだけど、その爽やかさが鼻につく、そんな役。 この舞台で神山くんのことを キラキラしている眩しい男の子 として扱ってくれたこと、すごく嬉しかったなぁ。持ち前の可愛さと爽やかさ、たまに見せるセクシーさ、そしてかっこよさ。わたしが神山くんに対して感じるひとつひとつがこの舞台に散りばめられていて、大阪から追加された柿のシーンなんかは神山くんの持つ色気があの数秒に盛り込まれてるなぁって思って。グループにいるとなかなか埋もれがちな部分も、この舞台で余すことなく出してくれて、それを見ることができたのがすごく幸せでした。

 

観るたびに生き生きと堂々としていて、余裕さえも感じられるようになってきて、神山くん自身が心の底から楽しんでるのが伝わってくる。初日の感想でも書いたけど、なーんにも心配いらなかった。人見知りなことも新感線に挑むことも。いつだってわたしの想像を遥かに超えたものを見せてくれるのが神山くんだったなぁって、思い出した。なにわぶ誌で神山くんも話していたけど、公演終わりにみんなで花火見たりご飯に連れて行ってもらったり、一緒に散歩したりダンスバトルしたりお酒飲んだり(徳永くん談)。舞台で得られるものもたくさんあったと思うけど、それ以外の場面でも刺激のある日々だったんじゃないかな。

 

共演者の方々と仲良くなってるのも日に日に感じて、特に倫也さんとは大阪公演に入ってからのカーテンコールでの距離感がぐっと近くなっててびっくり!あんなに長い東京公演があったのにここに来て?!ってちょっと面白かったけど(笑)斗真くんとも鼻と鼻がくっつく距離まで顔近づけてひとつのマイクで歌ったり、栄子さんにも初めは遠慮がちに腰に手を添えてたのにいつの間にかグイッと腰や肩に手回したり…確実に打ち解けてるのが目に見えて分かって、嬉しかったし安心もしたかな〜。

倫也さんや斗真くん 、栄子さん達にはにこにこって寄って行って可愛がってもらってるのに、唯一神山くんより年下の徳永くんにはドヤァってちょっとオラオラしてるの、神山くんっぽくてちょう可愛いなぁとか。

 

 

大阪の大千穐楽、カーテンコールで出てきた神山くん。いつもにこにこしながら出てくるのにその日は顔が強張ってて、目もうるうるしてて。あぁ、泣くの我慢してる って一瞬で分かった。瞬きしたら今にも溢れてしまいそうで、そんな瞳で客席見渡すもんだから、神山くんよりこっちが先に泣いちゃったよ。斗真くんが挨拶したあと「なんか涙目のやつがいるぞ〜」って神山くん見て「斗真くんより先に泣かないって決めました!」って言って。

 

今回、初めての新感線で、初めましての人たちばかりで、最初は不安で、正直怖かったです。けど、神ちゃん神ちゃんって呼んでくれて、皆さん輪に入れてくださって…… なにより、また!新感線の舞台に出たいなって気持ちが大きくなりました。先輩の背中を間近で見てて、かっこいいなって思ったので… 斗真くんみたいになれるように、頑張ります!頑張って、戻ってきたときに、大きくなったねぇって言ってもらえるように、頑張ります!

 

挨拶はすごくニュアンスでしかないんだけど、ひとつひとつの言葉を確かめるようにゆっくりと紡ぐ神山くんが大きく見えてね。かっこつけずに、飾らない言葉がすごくよかったなぁ。いつもの熱い言葉も大好きなんだけど、寂しさや楽しかった思い出たちがこの挨拶にたくさん詰まっているように思えて。座長として立つ斗真くんの大きな背中を近くで見て肌で感じてきた神山くんが、自分もこうなりたいって言ってくれて嬉しかった。ブラブラの大千穐楽での挨拶で 毎日がキラキラしていて と話す神山くんが大好きで。きっとこの4ヶ月もキラキラ煌めいていたんじゃないかなって、言葉からも表情からもたくさん伝わってきたんだよ。

 

あぁ、本当にすごい舞台に立ってるんだ

 

って改めて感じた。そして、神ちゃん神ちゃんってみんなに可愛がられて良くしていただいたんだな〜って。

この舞台で、一皮も二皮も剥けてアップデートしていく神山くんの姿を見ることができて、すごくしあわせでした。もうね〜、今後の神山くんには期待しかないよ!!!神山くんの快進撃を楽しみにしてるよ!!!

 

 

楽しくて素敵な3ヶ月間をありがとうございました!