これはあいだ。

すきのはなし。

ありったけの、愛を。

140字ではきっとうまく纏められないなと思ったので、ここに書き連ねることにしました。ここでもうまく言えるか分かりませんが…。


さて、神山くんの Myojo 10000字インタビューを読みました。先月の予告で次号が神山くんと知ってから心の準備が出来ていないまま、結局発売日になっても準備は整うことはなく10000字を読むことになりました。入所から現在までのこと、年末年始の出来事。神山くんの口からその当時のことを聞けるのは少し、いや、結構怖かったです。何をどこまで話すんだろうって。きっと、全てを話すなんてことはしないだろうけど、どこまで話してくれるんだろうって。知りたいという気持ちと、知ってしまっていいのかなっていう気持ちが交錯していました。
ここからは神山くんの10000字をもとに、わたしが思ったことを書いていくのでお暇な方はお付き合いください。



ー4人が絶対悪くないのはわかる。でも、心の底から祝福できない。

年末年始の自分のTwitterや友達へのLINEを読み返すと、わたしも同じようなことを何度も何度も書いてたんですよね。誰が悪いわけでもない。それは分かっていたんです。それでもあの時、わたしは4人のことをすごく責めたし、見たくない聞きたくない、とまで思ってました。ただただ、辛かった。該当担のお友達に「おめでとう!」なんて言いながら、本当はそう思えなかった。4人を責めるのがお門違いなことは理解していながらも、そうしないと気持ちのやり場がなかったんですよね。



ーでも俺は、ホンマにあかんわ。もう、やめようって。ここで、やめたほうがいいわって。夢見るより現実見ようって。はっきり言ってあきらめました。今まで、妥協したこともない。やれることは、全部やってきた。それでもダメだったんやから……

ちょっと、意外だったかな。負けず嫌いな神山くんのことだから、あきらめてはなかったんだろうな、意地でもデビューしてやる!くらいの気持ちだったのかなって、勝手に思ってました。でも 負けず嫌い ってだけで収まるような出来事じゃなかったのかもしれない、もう。りゅかみはま での松竹G公演。本当にキラキラして生き生きしてたんです。神山くんがやりたかったことはこれか、って。楽器もアクロバットも歌も、オールマイティな神山くんの魅力が存分に溢れていて、本人もすごく楽しそうで。ステージに立つと一際輝いてて、ずっとその姿を見続けたいと強く思いました。全てに全力を注いで、自分にできることは何でもやろうとしてきた神山くんだから、見切りをつけようとしたのかもしれない。「デビューしたい!一緒に上に行きましょう!」って常々声に出してくれていた神山くんだからこそ。



ー"先輩やからがんばらな"って思いが、トゲトゲしく映ったりもしたと思うんです。俺、けっこう一匹狼みたいになってたと思います
ー俺で笑いを取るなよって。むっちゃギラギラしてましたね。それが4人になったタイミングで、3人が、これじゃあかんって気づかせてくれた

確かに、わたしが神山くんのことを知ったときは、まだツンツンしている印象がありました。だって、男前をめざせ!に出た時にも「7WESTの鬼軍曹」って言われてたから。10代なのに鬼軍曹って(笑)7WESTが6人から4人になって、このタイミングでBADや濵ちゃんと一緒にお仕事したり、東京に行ってお仕事させてもらえる機会が多くなって。それまでは、わりと神山くんが先輩という立場の仕事や環境が多かったのかもしれないけど、この辺りから先輩がいてその下に神山くんがいて、ということが多くなってきた気がします。そこで、先輩としてのあり方だったり、振る舞い方だったり、新しく吸収することも多かったんじゃないかな。誰かに甘える、頼ることがなかなか出来なかった神山くんが、少しずつ、変わってきたのかなあと。そういう印象を受けました。



ー言うたら、今まで7人で一列でやってたのに、それが二列になるなんてゴメンやって

これも意外だった。たとえ4+3の形になったとしても、デビューできるなら…って思ってそうだったから。目標にデビューを掲げて、舞台やコンサートの挨拶でもそう話してくれてた神山くんだから。お母さんをラクにしてあげたい、それが根底にある神山くんが、4+3の形は絶対イヤやって、それはゴメンだ、って。神山くん自身のプライドがあって、それを受け入れられなかったのかな。デビューしたらお母さんにラクさせてあげられる、でもこんな形はイヤだ。もしかしたらこの感情の間で葛藤していたのかもしれません。これはただのわたしの憶測でしかないけど。
わたしも、もし4+3の形になったら…って考えたりしていました。その形でのデビューを素直に喜べるのだろうか、と。やっぱり大好きな子には前で歌って踊っていて欲しいから、スポットライトを浴びて欲しいから。歌もダンスもアクロバットも楽器もできるのに、4+3の形だとその魅力がなかなか引き出されないような気がして。格差をつけられるのは見たくなかったし、それが自分の大好きな子だったら尚更です。それでも、神山くんがそれを良しとするのなら、いいのかなぁなんて思ったりしていて。でも、神山くんもイヤだと思ってたんですね。知らなかった。



ー照史くんに話しかけられて。"4+3って形になるってどう思う?"って。俺、"絶対イヤや!"って言ったんです。照史くん"そうだよね"って悲しそうな顔して。その会話を聞いてたスタッフさんに、"イヤなのは当然。でも、照史くんの気持ちも考えてあげて"って言われて。その瞬間、俺が間違ってるって気づいたんです。

この瞬間に気づいたわけではないのかもしれないなあと、わたしはちょっとだけ思ってます。だってもしわたしだったら「こっちの気持ちも考えてくれよ!!!」って大声で叫びたくなる。この状況で向こうの気持ち考えるなんて出来ねえよって。これは7人にこだわる彼らだからこその考えの違いだったんですかね。7人でデビューしたい4人と7人でデビューしたかった3人。どんな形であれ7人でデビューできればと動いてくれた4人、どんな形であれデビューできるならと思っていた2人、4+3になるならイヤや!と思っていた1人。もしかしたら、我儘に見えるのかもしれません。それに、神山くんがイヤだと言ったことで、もしかしたら神山くんだけ、加えてもらえなかったかもしれない。それでもわたしは、神山くんがそう思っていたことに少し安心しました。うーん…安心って言葉は違うかもしれないけど、すごく神山くんらしいな、って。頑固で熱血でプライドが高い、わたしが思う神山くんだなあって。神山くんは 俺が間違ってるって気づいた と言ってますけど、わたしはそれが間違いだったとは思いません。もちろん、本当にデビューしたいのなら流星や濵ちゃんみたいに思うのが普通なのかもしれないけど。それでも、4+3はイヤだとハッキリ言える神山くんが、わたしは好きです。



神山くんの10000字を読んで一番驚いたのは、やめたいと思ったことがなかったということです。デビュー組のそういう話を聞くと、誰しも一度はやめよう、やめたい、そんな事を思った時期があったと目にしていました。だからきっと、神山くんもあるんだろうなぁなんて思っていて…一度や二度の挫折でやめたいなんて思うほど、生半可な気持ちでジャニーズやってなかったんですね。神山くんって、人に弱みを見せるのが苦手なんだろうなって思っていて。きっとそれは自分のプライドが許さないのかもしれないし、カッコ悪いと思っているのかもしれない。だから、全部自分で背負って抱え込んで、見てるこっちからしたら もう少し肩の荷降ろせばいいのに って思うくらい。でも10000字を読んで思ったのは、きっと 神山智洋 ってこういう人なんだろうな〜。いろんなものを背負って、ひとつも落とさないように、踏み外さないように、一歩一歩前進していく。多分それが、神山くんの源になっていると、そんな気がします。21歳の男の子が背負うには大きくてきっと重いものだと思うんです。それでも、降ろしたいなって思ったことは1回もないと語るのは、背負っているものが自分の軸になっているもの、だから。神山くん自身、それを背負うことを苦とも何とも思ってなくて、それがないと今の神山くんは居ないんじゃないかなって、そう感じました。わたしはよく「どうやったらかみちゃんみたいな子に育つんだろう」って思ってたんですけど、この10000字で少しだけ分かった気がします。
あと、野心 って"ひそかに抱く、大きな望み"という意味だそうで。意味を知ると、神山くんが 野心がない と言っていた意味もなんとなくつかめる、かな。わたしなりの捉え方ですけど。

どこまでが本音で、どこからが建前で、なんてわからないけど。今のこの時点で語られた10000字は、今の神山くんの本音なんだろうなと、そう思います。世渡り下手で不器用で熱くて真っ直ぐで、それでも今を全身全霊で駆け抜けていく神山くんを、これからも見ていきたい、応援していきたいと改めて思わされる、そんな10000字でした。



可愛がってくれるお兄ちゃんたちがいて、一緒に頑張ってきた戦友がいて、幼馴染みたいな同い年がいて、甘えてくれる弟がいて、この中に神山くんがいてくれることが、すごくしあわせです。