これはあいだ。

すきのはなし。

LUNGSのはなし。

LUNGS全33公演お疲れ様でした。

無事に、と言っていいものか分からないけど、最後まで走り抜けることが出来て本当に良かった。

オセローぶりの神山くんの舞台。昨年の正ロクはコロナ禍真っ只中で泣く泣く断念したので私も無事に行けて良かった。

 

素舞台も二人芝居も観るのは初めてでどんなものかとドキドキしていたけど、いやーーーすごかった。2人がずっと舞台にいる。ずっと喋ってる。それを100分ノンストップ。正気…??今までにない台詞の速さにちょっと気を逸らすと置いていかれそうで初めは必死に観てたけど、慣れてくるとその会話のテンポも心地良くなる。でもその分終わった瞬間の脳と身体の疲れがすーっごい。久しぶりにこんなに頭働かせたなーとなりました。

大阪公演終わって東京公演始まるまでに書こうと思っていた感想もなかなか纏められないまま気付けば東京公演が始まり、結果今に至るのですが残しておきたいな〜と思ったので感想まとめ。

 

これは初見の感想。

2回目の観劇後の感想。

観てすぐの感想なのでまぁ粗いし、わりと乱雑な感想だったかも。でも時間をかけて一つ一つ思い出しては考えて、の作業をしているとまた違う感想も出てくるんだな〜の気付き。なにより大阪公演と東京公演ではまた感じ方も違う。だから舞台って何度も見たくなるんだな。

 

 

観劇前は、多分今の私の年齢だから突き刺さることがあるんだろうなと思ってた。現に刺さる部分だってあった。でも実際観ると、終始カップルのあーでもないこーでもない会話とやりとりを客観的に遠くから覗いているような、そんな気持ちになった。たくさんいるカップルのうちの一つを見ているような。

世の中にお付き合いをされてる方や結婚されてる方は五万といて、私の周りにだってたくさんいる。でもどれだけ仲が良くて近しい人だって、その2人の間に起きていることの全てを知ることは絶対にない。見聞きすることはあっても、実際の生々しさだったりデリケートな部分は話してくれない限り知る由もない。だからLUNGSはその普段みんなが隠してるような芯を食った部分まで覗き見しているようなそんな気持ちで、形容し難いけど双眼鏡から覗いた世界を見ているような感覚だった。

 

 

Wは博士課程→博士号を取るような女性で、だからMよりWの方が知的で論理的だった。赤ちゃんを産むことで起こるデメリットや変化を環境問題とリンクさせて話すように、Wは'こうだからこう'みたいに論理立てて話してた気がする。で、この人めちゃくちゃ口が立つし感情の起伏がすごい。前半2人のやり取りは会話というよりWが一方的に自分の意見をMに突き刺してるような感じすらあった。落ち着いて対話しな?って何度も思った。こう、なんかちょっとヒステリックで情緒不安定な女性なのかなって印象すら持つくらい。でもそうやってガーッとMを理詰めしたあと、抱きしめてくれたらいいと思う なんて言って両手を上にバンザイしてMが抱きしめてくれるのを待ってるの、なんか小悪魔的で愛らしくもある。ずるい。知的で、ある程度のキャリアがあって、これからもっとそのキャリアを積める未来があって、いつだって正しく在りたいと思っているような女性。

 

Mはミュージシャン志望の男性で、経済的にも性格もなんだかちょっと頼りない。Wよりも子どもっぽくて、そういうところが可愛くて惹かれたのか、彼には私がついてなくちゃって気持ちを駆り立てるのか(じゃないとMとWが付き合うに至るまでの過程が想像つかない)。優しい人なんだろうなと思った、最初は。いや優しかったんだ終始、きっと。やってることは最低で最悪でくそ!ってなるんだけど。Wが感情的になるたび、不安を見せるたび「大丈夫だよ、そんなことないよ」って宥めているような、受け入れてる姿が印象的で。逆に言うと主導権がMには無くW主体で成り立ってる関係性なのかなと思う部分もあったり。劇中で本人も言ってたけどMは今現在しか見てない、というよりその時その瞬間の感情、本能で生きてる気がする。そういう行為をするときだってそう。己の理性に正直で素直なんだなと思った、良くも悪くも(自分が企画立案した会議すっ飛ばして彼女とセックスすな)。優しくてちょっと頼りなくて本能に忠実な男性。

 

ぐるぐるとLUNGSに思いを巡らせているんだけど、2人はあの未来を望んでいたのかな〜とぼんやり考えてて。もちろん流産後別れるまでは、きっと幸せな未来をお互い思い描いていたんじゃないかと思う。Mは子どもが欲しかったし、Wも妊娠出産に対する不安や自分の身体・環境変化、未来に対する不安はあるものの、子どもが欲しくないかと言われればそうでは無かった。

2人が別れた後、Wは誰とも交際せず関係も持たずにいたけどMは複数人とお付き合いして関係を持ってフィアンセも居て。それが男女差なのかと言われるとそうではないだろうけど、この場合Wは流産後なのでそりゃ誰か別の人とそうなることは心理的な部分で出来なかったんじゃないかなとも思う。そういう気分になれなさそうだもん。東京公演を見ているとWはMが好きで、だから別の人と一緒になるということに挑戦してみたけどダメだったのかなと思う。Wの方からMに連絡したことも、Mの靴下を捨てずにとっておいたことも、未練があったから取った行動に思える。というかWの奔放さや明け透けな物言いに対応出来る男性そうそう居ないのでは…?と思った。

その点Mは複数人の女性と出会って共にしていて、必ずしもWじゃないといけなかったのか?と言われると、そうでは無かったと思う。

 

この辺りのやり取り、WはMが自分と同じように別れた後も誰とも関係を持たず自分のことを想ってくれているかもって期待していて。あぁ、別れたあともWはMを好きだったんだなって思った。それまではMの方がWを好きそうだったのに、この辺からは逆に感じて。Wは'Mとの子ども'を欲しいと思っていたけど、もしかしたらMは'子ども'が欲しかったのかなーとか。だから相手は必ずしもWじゃなくて良かったのかな…と思ったりもした。そもそもMはあんなに子ども欲しい議論を重ねていたのに、結婚は渋るのなんでやねん。そういう形もあるのかもしれないけど。特に海外の作品だからこういう描き方なのかなぁとも思うけど。でもさぁーーーってなったよ、私は。

 

Wは相手がMじゃないとダメだったし、Mとの未来を望んでた。

でもMは相手がWじゃなくても他の誰かとそれなりに幸せな未来を創れたんじゃないかと思う。もしWから連絡が無かったら、そのまま会うことなくフィアンセと結婚してたんだろうな。

ここは本当に何も経験したことのない私には全て想像するしか無いんだけど…一度その人の子どもを身籠って流産等も体験してしまうと、その後別れたとしても次の人に進んだり別の人ととの未来を考えることは容易ではないのかな…と思った。身体的ダメージも精神的ダメージもあまりにも大きすぎるよね、、その点男性は多少の精神的ダメージはあるかもしれないけど、きっとそれって女性の何十分、何百分の一にしか過ぎない気がする。だからきっと別れても女性より未来への切り替えが出来るんじゃないかなって感じた。全部想像だけど。

 

Wが流産して塞ぎ込んでしまったとき。Mはちょこちょこ声をかけたり気にかけたりしてたけどWはそれをずっと無視していて。後にWは"一緒に悲しんで欲しかった、何も言わなくても理解して欲しかった"等の言葉を投げるんだけど、難しいね…と思った。

悲しんでいる人がいた時、一緒に悲しむのがいいのか、変に触れない方がいいのか、その選択ってすごく難しい。もちろん相手との関係性の違いはあれど、ここでどうすべきなのかって正解は分からない。デリケートな部分だからこそ、余計どうするのが一番いいのかMは分からなかったし自分自身苦悩していたんじゃないかな。

でもWというか女性側のことを考えると、子どもが出来て産むまでの過程、女性への身体面や精神面の負担って計り知れないなと思う。子どもを作る行為は2人なのに、それから子どもを産み落とすまでは1人なんだもんね。どれだけサポートされても。そのプレッシャーや怖さは同性の私でも到底想像つかない。

東京で上手に入ったとき、初めてこの辺のMの表情が見えた。ステージの縁を歩きながら時間の経過とともにWに声をかけるM。初めは心配してるような表情だったのがWからの返答がなにも無くて、次第に疲れたような表情に変わる。そんな姿を見てると、好きな人に無視されるってどんな気持ちだろうとふと思う。Mは悲しんでないわけでは無かったし、Wが大切だったからこそ何とか励ましたくて自分一人の責任だと背負い込んで欲しくなくて、Mなりに寄り添ったんじゃないかなと思った。

 

 

ここまで書いてると私はだいぶM贔屓の人間なのでは…?と思うけど、どちらかというと多分そう。Wと付き合っていながら浮気したり、フィアンセがいながら流れで元カノ(W)と行為に及んだり、挙げ句の果てには妊娠させたり。はぁ???と思うところはめちゃくちゃある。でもMのことを心からクソみたいな人間だと思えないのは、ちょっと頼りない可愛げだとか憎めなさとか、そういうことかも。この役をかみちゃんじゃない別の人が演じていたら全く違う人になっていた気がするし、その時も同じように思うかと言われたら多分そうじゃない。クソ男!と思うかもしれない。神山担だからと言われればそうなのかもしれないけど、かみちゃん自身が持つ愛らしさや優しさも少なからずMに表れていた気がする。舞台上のMを(かみちゃんだ…)と思うことは無かったんだけど、このニュアンス分かる…?

 

あと私がどうしてもM寄りになってしまうのは、Wの言動にあまり共感出来なかったことも大きい。観劇数を重ねるほどWのことを苦手だなーと思ってしまった。頭が良いからこそ論理的で相手を理詰めして、相手を思いやる前に棘のある言葉を発する。でも肝心なことは何も言わなくても分かって欲しいと言葉にしなくて。もっともっと聞く耳持てばいいのにって思うし、Mの親のことめちゃくちゃ悪く言うのに自分の親のことになるとめちゃくちゃ怒る。なんだそれ理不尽だろってなった。あとやっぱどう考えてもフィアンセに電話で謝りたいと声を上げるWが無理すぎる。どういうつもり?!フィアンセの心情煽るだけじゃん…!とすら思った。

私はもう後半フィアンセとして物語を見ていたので、この辺のシーンはほんっと怒り狂いそうだった(笑)だって、3ヶ月後には結婚して幸せになる予定だったのに。急に連絡してきた元カノに全部取られるんだよ。おまけにお腹には赤ちゃんがいます。無理無理無理。そんなの。そんなフィアンセに肩入れしながら見ていたのでMに久々に連絡してきたWはワンチャン期待してたでしょ?(言い方が最低だけど)とも思うし、もう二度と会わないと言ったのに急にMの家を訪問してきて妊娠した姿を見せながら"あなたならどうにかしてくれると思って"と言い出すWは、Mがフィアンセと一緒にいること少なからず頭の片隅にあったでしょ…?とも思ったり。

Wのこと滅茶苦茶言ってるのは分かってるけど、本当に私とソリが合わないだけなので悪しからず。もちろんWに共感したり感情移入する人だっていると思うし(というか女性は多分そういう方のほうがほぼだと思う)共感も感情移入も出来ないから悪いとか嫌いとか、そういうことでは決してない。ただフィアンセに一番肩入れしてしまう私の見方だったり感想は、きっと演者や演出サイドが求めていた考え方・受け取り方では無いのかもしれないな…とは思う。でも私はこの受け取り方が一番しっくりきてしまったので仕方ないね。

 

正直言うとこれまで観てきた舞台の中では多分私の好みじゃ無かったこの舞台。だけど、MとWに真摯に向き合うかみちゃんや佳恵さんの姿に圧倒されてしまったのは確か。こんなの33公演やるなんて、身も心も保たないでしょ…と思うくらい。現に大千穐楽の挨拶で"毎回心に深い傷を負いながらやっていました"と話すかみちゃんもいたし。

佳恵さんの聡明さがWの強さや脆さを表現していたように思うし、かみちゃんの愛嬌がMのちょっとおバカな可愛げだとか垣間見える優しさを表していたと思う。なんか、ぺらぺら〜な感想になってしまったけど、例えば数年後このLUNGSを思い出すことがあったときにまた違う気持ちを抱いたり出来たら良いなと思う。観る人が置かれている環境だったりそれまでの生き方だったり性格だったり、本当に100人いれば100通りの感じ方がある舞台。男性側の感想も聞いてみたいので見学したWESTさんたちは原稿用紙1枚でよいので教えて下さい、の気持ち。

 

観ているこちら側も集中力や精神力が今まで以上に必要だったLUNGS、大きく体調を崩すこともなく完走できて本当に嬉しい。グローブ座の舞台に主演として立つ姿は今まで以上に大きく逞しく見えたし、大千穐楽で予定に無かったと話してた挨拶もすらすらと言葉が出てきてて感動しちゃったな。次はどんな人間の姿を見せてくれるのか、今からとても楽しみで仕方ない。

本当に本当に、お疲れ様でした!!

 

 

君が笑えば僕は 嬉しすぎて泣きそう

神山智洋くん

27歳のお誕生日おめでとうございます。

 

 

久しぶりに文章を書きたいな〜と思いブログなんか引っ張り出してきて、お誕生日おめでとうございます、なんて書いてみたりしている。

 

 

27歳になった神山くん。年々大人っぽくなって、男の人っぽさも増して、凛としたよい顔つきになっていくなぁと思うことが増えました。きっと良い年齢の重ね方をしているんだなぁ。

 

作詞作曲だったり振付けを任されることが増えてきて、そんな姿を見ていると2017年のDANCE SQUAREで翼くんと対談していたことを思い出すんですよね。

前にブログに書いたけど いま改めて開いて読んでみると、あの時翼くんが神山くんに抱いた印象だったり神山くん自身がやりたい、なりたい姿に この数年でどんどん近づいて実現出来ているんだなと思う。

 

やりたいことを"想像"するだけじゃなく、きちんと"創造"することに意識を置いている印象を受けて。(翼くん)

 

求められるままに動くアイドルと、何かを自分で生み出すことのできる存在になりたい。(神山くん)

 

こうなりたい、ああなりたいって言うのはきっと簡単に出来てしまうんだろうけど、こっちが驚いてしまうような速さで着実に進む姿は本当に頼もしくて逞しくて格好いい。

これまで神山くんが携わった楽曲たち、3年間でこんなにある。

 

  • Evoke/作詞作曲・振付
  • GOD DAMN/振付
  • We are WEST!!!!!!!/作詞作曲
  • Drift!!/振付
  • Survival/作詞作曲
  • ANS/作詞作曲
  • Game of Love/作詞作曲・振付

 

 

自分たちの曲だけじゃなく、後輩たちにも提供したりして。いつか、神山くんが作詞作曲・振付した曲を見たいなぁ聴きたいなぁと、つい3年前まで思っていたのにそれからあっという間にこれだけの作品を披露してくれて、すごく贅沢で幸せなことだなぁと思う。そしてこれだけの期間でどれもテイストの違う曲を魅せてくれる神山くんの感性に触れるたび、心底好きだと思う。

 

 

ことあるごとに言っているけど、わたしは神山くんの歌やダンスといったパフォーマンスが大好きです。見て、聴いて、こんなにも胸が躍ったりときめいたりする人は神山くんが初めてかもしれない。オタクの心なんてすぐに変わっていくものだと思っているけど、わたしは今日も神山くんが好きです。明日のことも、それより先のことも分からないけど、歌って踊ってくれている限りわたしは神山くんのことを好きなんだろうな。

 

 

常に努力して、日々進化を遂げていく神山くんのことを出来る限り応援して、出来る限り見つめていけたらいいなと思う。

 

2020.07.01

 

 

緑の眼をした、正直者。

オセロー 全38公演、お疲れさまでした。

 

翼くんの代役でオセロー出演と発表されたのが5月3日で、初日の9月2日、千秋楽の26日まで 待ち遠しいなぁと思いながらも気がつけばあっという間に過ぎ去ってしまった。私自身、シェイクスピアの作品に触れるのは今回が初めてで 学生時代に少し教科書で見たかな〜くらい。あらすじに目を通すと、神山くん演じるイアーゴーは悪役で あぁ〜これはおたくが見たい神山くんじゃん…!ってなったのを覚えてる。共演者の方々が豪華すぎて、ここに神山くんが…!って恐れ慄いたことも、、懐かしいなぁ。

 

 

シェイクスピアに初めて触れた私のオセロー感想、忘れないように書いておきたいなぁと思う。完全に主観だし、シェイクスピアも蜷川イズムの作品に触れるのも初めてだから解釈違いもあるかもしれないけど…。

 

 

 

神山くんはオセローの会見で"イアーゴーのこと、コイツ嫌い!"って思っていただけたら…って言っていたけど、私は最後までイアーゴーのこと「コイツ嫌い!」ってなれなかった。もしかしたら、神山くんが演じているということで何重にもフィルターをかけて見てしまっていたのかもしれないけど、それでも神山くんが演じるイアーゴーは ただ悪いだけの人間にはどうしても見えなかった。

原作を読んだときは、すごい嫌なやつだな!!って思ってた(し、今でも原作を読むと嫌なやつだ!!って思う)。嫉妬の果てに色んな人を陥れ、オセローをはじめ デズデモーナや自分の妻であるエミーリアまで死へ追いやってしまう、極悪至極って言葉がぴったりと当てはまるような人物だなぁと。こんなに嫌なやつを神山くんが演じるのかぁってドキドキしたし楽しみだった。

 

オセロー初日の幕が開くと、イアーゴーめちゃくちゃ嫌なやつだけど嫌いになれないな…と思ったのが第一印象で。公演数を重ねて 自分の観劇数も増えていくうちに表情の変化や動作の変化をより一層捉えることができて そこにはただ極悪至極なだけじゃない、緑の目をした怪物でもない、人間らしいイアーゴーが存在していた気がする。

 

イアーゴーはきっと、誰も死なせるつもりはなかったんじゃないかなぁと私は思う。オセローのことも、キャシオーのことも(原作ではロダリーゴーは死んでないんだよね)。ただ、副官になりたかった、キャシオーを副官の座から引きずり下ろして自分が副官に、はじめはその思いで動いていたんじゃないかなって。

じゃあデズデモーナとキャシオーが不義を働いた話はしなくても良いのでは…?と思うけど、イアーゴーは オセローもキャシオーもエミーリアと不義を働いたことがあるらしい って言ってたから、副官になれなかったことへの嫉妬とエミーリアを寝取られたかもしれないことへの嫉妬が重なってそうさせたのかもしれない。緑の目をした怪物だったのはオセローでもあるけど、イアーゴー自身のことだったのかな。

 

オセローはイアーゴーが思っていたより嫉妬深い人間だったんじゃないか、、人種の違いを逆手にとって イアーゴーがそう焚きつけたのでもあるけど…。

"悪事はやってみないことには、その素顔は見えてこない"

とイアーゴーが話すように、オセローが現した嫉妬という素顔に もう後戻りは出来ないと取り込まれてしまったのはイアーゴーなんじゃないか。元はと言えば全てイアーゴーが原因なんだけど、そこは計算違いだったんじゃないかなぁと感じてしまった。

 

 

私は、極悪至極のイアーゴーが時折見せる人間らしい部分がとても好きだった。

デズデモーナを殺すと話すオセローに「奥様のことは生かして」と言い 悔しそうなやりきれない表情をする姿も、デズデモーナに泣き縋られ宙を舞う手も、泣かないでと寄り添うのも、エミーリアを刺す前に一瞬戸惑う間も、刺して逃げるときに一度エミーリアを振り返るところも。正直なイアーゴーはきっとあの部分に表れているんじゃないか、と思う。だから嫌いになれなかった。自らが招いた結末とはいえ、複雑そうなイアーゴーの表情、仕草を見ると胸が苦しくなった。

イアーゴーもきっと、嫉妬という緑の目をした怪物に狂わされた人物のひとり、なんだろうな。

 

 

原作を読んだとき、イアーゴーとエミーリアの関係に疑問を持っていて。この2人の間に愛は存在するの…?って思ったし、イアーゴーはもう少しエミーリアに優しくしてよ!とも思った。それなのに、寝取られ妄想に嫉妬する。私の中であまり上手く繋がらなかった。だけど、舞台上にいるイアーゴーとエミーリアの間には 確かに愛が存在していたと思う。度々見せるアイコンタクト、ハンカチのシーンでの距離感、刺す間際のやり取りも、全部、あれはきっと ちゃんと好き同士の空気感だった。

 

ハンカチを盗んでこい!なんて、わざわざ"盗んでこい"って言葉を使わなくてもいいのにね、イアーゴーだったらもっと上手く言うことだって出来ただろうに。でもイアーゴーはエミーリアの前では取り繕わずにいられたんだろうなぁ。何もオブラートに包むこともなく、素のイアーゴーでいられたのかもしれない。エミーリアはイアーゴーに従順な妻だったと思う。ハンカチを盗んでこいと言われたら盗んでくるし、亭主を皇帝にできるなら浮気の一つや二つやりますよ とデズデモーナに話す。純粋潔白なデズデモーナに対してエミーリアは モラルの低い女性 だとみなされてきたらしい。でもこれはきっと、エミーリアなりのイアーゴーへの愛なんだと思う。そんなエミーリアが大好きだった。ハンカチを渡すときお互いの腰に回した手も、刺されるときにイアーゴーのほっぺに添える手も、またイアーゴーがエミーリアを強く抱きしめる手も、全てに愛があったんだと 今思い出しても切なくて悲しい。

 

 

ラストのシーン、原作には無くて 初日見たとき理解に苦しんだ。イアーゴーはその後も生きるのか、夜襲にきたのは何者なのか、このシーンが何を意味しているのか。

色んなこと考えて自分なりに考察してみようと試みたけど、難しい。私は、イアーゴーは死んだと思ってなくて。脚をやられていたけど致命傷にはなっていないと思うし、オセローが「死ぬのは幸せだからな」とも言ってたから。きっと1人だけ不幸にも生き残ってしまうんだろうなと思う。じゃあ夜襲にきたのは?って、これに関してはまだよく纏まってない。イアーゴーの差し金かとも思ったけど、夜襲が終わったあと起き上がったイアーゴーは動揺したような驚いたような表情をしていた気がする。最後にベッドに寄りかかったイアーゴーの表情を見ても、口角を上げることなくただただ上の方を睨みつけるだけ、黒眼が無くなってしまうんじゃないかってほどに。

 

色んな捉え方があって、個人の意見があって良いんだと思う。でもいつか、神山くんは何を思って演じたのか、神山くんのイアーゴーとしての解釈を聞けたら良いなぁと思う。

 

 

 

神山くん、25日間全38公演 休演日なしの3時間45分を1日2回、本当にお疲れさまでした。

 

想像しようにも出来ないくらい、大変な毎日だったと思う。ラジオでも雑誌でも、オセローのことを話すたび"台本を開くのが怖い、ノイローゼになりそう"といつになくネガティブな言葉を発していてすごく動揺した。この数年応援してきて、そんな姿を見た事が無かった気がするから。台詞の量も、共演する方々も、翼くんの代役だってことも、色んな要素がプレッシャーになっているのではないかと少しばかり不安になったりした。過保護婆は卒業したはずなのになぁ、どうにもダメだ。

 

初日の幕が開いて、イアーゴーを演じる神山くんは 演じる という言葉がどこか不相応なくらい、イアーゴーとして生きていた。身も心も イアーゴーに捧げたかのように。カーテンコールでもイアーゴーのままお辞儀をしていて、芝翫さんが神山くんの手を取って振ってくれるまで、そのままだった。きっと芝翫さんが手を取ってくれなかったら、全ての幕が降りるまでずっとイアーゴーだったと思う芝翫さん、すごくお優しい方だったな)。ただ、終わったぁ〜…って言ったときのあの表情は間違いなく神山くんだったよね、あのときの ふわぁっとした会場の空気はきっとこの先味わうことはないんじゃないかなぁと思う。

 

公演のちょうど中日くらいにあった歌番組も、こんな役を演っている最中にアイドルとして出るのは大変だろうなと思っていた。でも、役とアイドルの切り替えは出来る人だと思っていたから、大丈夫だろうと思う部分もあって。だけど、テレビ画面に映る神山くんはいつもの神山くんじゃない、イアーゴーの姿が見え隠れしていた。舞台終わりで駆けつけたからアイメイクが濃かったのもある、でもいつもの感じでは無かった と思う。私の中ではわりと衝撃だった。ちゃんとアイドルの神山くんは戻ってくるのかな、って今思うとよく分からないけど 胸がざわっとして不安になった。それくらい、神山くんはこの一ヶ月間 イアーゴーとして日々を生きていたんだと思う。

 

芝翫さんが「シェイクスピアならではのセリフを血とし肉とし皮とし、脳みそと心が伴って動き出すようにしないと」と言っていたんだけど、きっとそうなんだろうな。イアーゴーに捧げていたのかもしれない、神山くんの全てを。

 

初日の姿を見ていると、喉が心配になるくらい声を張るところがあって、これは千秋楽まで保つんだろうかと不安になった。でも2週間あけて見たイアーゴーは、多少声が枯れていたもののそれそれはしっかりと演っていて、良かったと胸を撫で下ろした。それから続けて観劇したけど、どの公演も あれっ喉の調子良いな?って思うくらい、ちゃんとケアできているんだなって安心するくらいのものだった。

だから、千秋楽のカーテンコールで挨拶をする神山くんの声にびっくりした。「喉が可哀想なことになってるんで、マイク上げてもらっていいですか?」と話す神山くんの声は、本当にカサカサで掠れて可哀想なことになっていた。そんなの、舞台上では一度も感じさせなかったのにね。おたくみんな、神山くん喉大丈夫そうで良かったねって話していたのに。昨日のなにわぶ誌でも、イライラするとか 本番前にノイローゼになったとか 本番終わりにぶっ倒れたこともあったとか話していた。それくらい、イアーゴーが神山くんにのしかかっていたんだな。神山くんの身体も心も蝕んでいくように…、9月の神山くんは イアーゴーとして生きて、イアーゴーに取り憑かれるように舞台に居たんだと思う。

 

すごい人だなぁと思った。言葉にするとどうにも簡単になってしまうけど、私の語彙力なんかでは表現出来ないくらい、すごい人。

3年前のブラッドブラザースでは涙をぽろぽろ流していた(本編でたくさん泣いたからとそれからは泣かずに挨拶をしていたけど)、2年前のVBBでは溢れそうな涙を堪えて話していた。きっと今回も泣いちゃうんじゃないかなぁとぼんやり思ってたんだけど、最後は楽しく笑顔でいきたいって 泣かずにしっかりと前を向いて話していた。

芝翫さんとハグするときはちょっとだけ涙を浮かべていたように見えたけど、でもやっと イアーゴーが抜けて神山くんになっていた気がする。逞しくて大きくて立派でかっこよかった。

 

"もっとでっかい人間になりたい"

"これができたんやから もっとできるってハングリー精神を持って、高みを目指して"

と話す神山くんは 私が大好きな神山くんだ。

きっとこの先もどんどん大きくなっていくんだろうな。

 

素敵なカンパニーの中で いろんなものと戦いながら生きた神山くんのイアーゴーは、私の世界の中で一番光り輝いていて美しかったです。

本当に本当に、お疲れさまでした。

 

 

ありがとう!オセロー !

ありがとう!イアーゴー!

 

 

 

 

ド真ん中の魂は君だ

重岡くんの10000字(そのに)読みました。

140字のツイッターだと収められない、でも文章を書きたい衝動に駆られたのでここにぶわーっと。

 

 

前回の重岡くんの10000字もだけど、なんでこの人の言葉はこんなに後味がスッキリして それでいてグッと胸の奥に残るんだろうなぁ。今回の10000字も、最初から最後までガンッて鈍器で頭ぶん殴られたような 目の前の世界がパッと広がったような そんな感覚。

 

最高 の一言、それに尽きる。

 

 

ジャニーズWESTのコンサート、何度も入ってきたけど 重岡くんの感情が爆発している時って、終わった後により一層"楽しかったな!!!"って思うんですよね。何の悔いもない、ただただ楽しかった!って、明日からも頑張れる!って 清々しい気持ち。

向こうの魂とこっちの魂がぶつかり合うような、重岡くんの熱さに負けないようこっちも熱くなるような 相乗効果があると思っていて。お互いに 負けてられないな!って パワーを爆発させる そんな瞬間をこれまで何度も体験してきました。

 

 

熱には熱を、愛には愛を と言っていた重岡くんの言葉。

ステージ上の彼らと私たちの感情が最高潮の状態でぶつかり合った時、私はいつもこの言葉を思い出します。

 

 

重岡くんの言葉って難しくないから、テンプレじゃないから。上手く言おうとか、カッコいいこと言おうとか、そんなんじゃない。今この瞬間感じたこと、伝えたいことをそのまま自分の言葉で 重岡くんだけが使える言葉で伝えてくれる。だから私たちの胸にも、より響くんだと思うんです。

 

"刺したい"んですよね、ファンや見てくれる人のハートを。

 

刺したい、と話す重岡くんだけど 狙って出てくるような言葉じゃない。気持ち人間ってかみちゃんが言っていたように、考えるより先に気持ちで 感情で話してくれる重岡くんの言葉は きっと誰よりも信頼できるし、信じることができる。その言葉に私たちも夢見ることができる。

 

 

いや〜〜〜〜〜〜〜〜もう、重岡くん。

君がジャニーズWESTのセンターだ。

ド真ん中の魂で核となるのは君だ。

 

 

ジャニーズWEST 7人いて、それぞれが主人公でそれぞれがセンターだと思うんです。もちろん私にとってはかみちゃんが0番の人。だけど、上手く言えないけど、塊として見たときの中心は重岡くんで その圧倒的、絶対的主人公感は重岡くんにしか出せない、重岡くんのものだと 今回の10000字を読んで感じました。

 

 

ジャニーズWEST、まだまだ荒削りやけど、どうよ!"って見せてくれる、永遠に残る一瞬 を残したいと話す重岡くんがセンターにいるジャニーズWESTめちゃくちゃ強いじゃないですか。最高じゃないですか。

 

センターらしくないセンターだと本人たちも言っているけど、重岡くんはジャニーズWESTの立派なセンターで核となる人なんですよね。

そんな重岡くんの、ジャニーズWESTの熱や愛に応えられるファンで居たいなぁと、この10000字を読んで改めて思いました。

 

 

ジャニーズWEST最高だ〜〜〜〜〜〜!!!!!

 

 

 

神山くんの10000字

かみちゃんの10000字(そのに)を読みました。前回の10000字はデビューしてからそんなに時間が経過していない中でのものだったので、私自身 読みながら胸がぎゅーーっとなることも多々あって。なんだろう……まだあまり癒えていない傷を抉って その時の痛みを思い出したりして、泣きながら読んでいたのを覚えています。

デビューして4年が過ぎて、あの時とは取り巻く環境が変わって経験も増えて 2回目の今回、何を話してくれるんだろうなぁって 初回とはまた違うドキドキや緊張を胸に読んだんですけどねぇ、、改めて かみちゃんのことが好きだ〜〜!!!って思える、10000字でした。

 

 

ジャックナイフと呼ばれていて、尖って一匹狼で世渡り下手で、私が好きになった当時のかみちゃんはまだまだその道を走っていて。徐々に、柔らかくなって棘がなくなって 今ではバターナイフを思わせるような丸さがあって。かみちゃん変わったなぁってメンバーからも言われてるし 私もそう思います。だけどね、根っこの 芯の部分はブレない、昔と変わらない。ギラギラしていた10代の頃からすると丸くなったと言われても、中の部分はまだまだギラギラしてる。いつだって 熱くて力強くて、真っ直ぐで、あぁもう本当に大好きだなぁって思う。読んでいて私の心もじんわり熱くなるような そんな気持ちです。

 

 

デビューして4年ちょっと。今回の10000字を読んで思ったのは、この4年の中できっとたくさんの自信がついたんだろうなぁ ということ。

もちろん それまで自信が無さそうに見えていたわけではなくて、かみちゃんはいつだって自信に満ち溢れた姿を見せてくれていたし、パフォーマンスにおいては絶対的な信頼感がありました。だけど なんだろうなぁ。グループであることを自覚して、外に出ていろんな刺激に触れて、たくさんの仕事をこなして、新しいことにも自ら挑戦して。取り組んできたこと 努力したことが積み木のように重なって、ジャニーズWEST神山智洋として、ひとりの人間としての自信に繋がっているんじゃないかなぁと思います(俺は努力だとは思ってないですけどね、って言ってたけど)

 

かみちゃんも話していたけど、劇団☆新感線の舞台、VBBに参加させてもらえたことって本当に本当に大きくて。かみちゃんの中の人…どこかで入れ替わった…?って思っちゃうくらい、全然違う人みたいで、良い方向に変わったなぁと今でもしみじみ思うし、端々に感じる。成長した、なんて言い方すると偉そうだけど 少なくとも神山担としての私自身、成長した気がします。過保護 なんて言葉、今のかみちゃんには必要ないよな〜って思えるくらい、さらにかっこよくなったし 凛として、堂々としていて。人が殻を破る瞬間、また一つ大きくなる瞬間を見られるってすごく貴重で あの時期のことはこれからも大切にしたいです。

 

前回の10000字で「俺もメンバーに必要とされる立ち位置を早く見つけたい」って言ってたかみちゃん。その頃から4年ほど経って、常にグループのことを考えて 作詞作曲振り付けまで担当して コンサートで披露してくれたかみちゃん。ツアー北海道終わりの雑誌やなにわぶ誌でも言っていたけど、メンバーへ向ける 歌って踊ってくれてありがとう って言葉がさらに沁みちゃうな、うん。

 

かみちゃんが照史の代打で出たレコメンで、淳太くんとそれぞれお互いを単語3つで表すなら?ってゲームに淳太くんは"愛"って答えていたんですよね。私はそれが嬉しくて、そんな かみちゃんの色んなことに対する 愛 が散りばめられた10000字だなぁって思う。愛をくれる人には 愛で返したい。熱には熱を、愛には愛を。たくさんの愛を放出してくれるかみちゃんだから、きっとかみちゃんの周りにもたくさんの愛が溢れているんだなぁと思います。だってねぇ 去年の年末の忘年会、各々自分の家はイヤだって言う中で「みんなに遊びに来て欲しくて」って言っちゃうかみちゃん、愛おしくて仕方ないじゃないですか。可愛いなぁ。

 

いつだって照れずに真っ直ぐに言葉にしてくれるかみちゃんが、人として俺を育ててくれたのは家族 だと言うのと同じように"アイドルとして俺を育ててくれたのはファンのみんなやと思ってる"って、こんなに優しくて嬉しい言葉はないなぁと思う。

 

 

まだまだ、たくさんの夢を一緒に見させてね

 

 

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WESTivalのかみちゃん覚え書き。

WESTivalツアーお疲れさまでした!

終わったばかりだけど、早く円盤出ないかな〜JEたんまだかなまだかな〜〜って発売が待ち遠しい。今回もほんとーーーに楽しいコンサートでした!

マルチアングルにしてほしいところや、定点カメラで見たい部分もたくさんあるんだけど まぁそうはいかない部分もあるだろうし、見たいところが映らないってこともあるから、いま思い出せる範囲でのかみちゃんメモ、というかわたしが好きだったところを箇条書きにしました。完全に自分用のやつですが。また思い出し次第、随時追加していこうかな。

 

 

 

・ミラーボールから登場してくるときの薔薇を咥えた色っぽい表情

 

・足を組み替えて のときの足首の動き

 

・惚れたらアカンから で右手をパラパラパラ〜ってするときの指

 

・僕だけに目配せした〜のときの眼力とウインク

 

・最後の決めポーズで左手の指先にも神経行き届いてるところ

 

・は〜やくこい、は〜やくこい のときのてててっとした動きとスンッとした顔

 

・ツインのセリフの時の腰回したりガンガン動かしたりする振り

 

・ズバッと決めるで!ではまちゃんと居合斬りしたあと刀を納めるところまできちっとやってくれる芸の細かさ

 

・Parade!!に入る前、小箱をポケットから取り出して愛おしそうに見つめる顔

 

・カラフルに咲いた傘たち揺れるよサイドステップ のあとリズム取ってニコッてするところ

 

・間奏のところで傘をエスコートするかのように引き寄せたりして紳士っぽく踊るところ(途中から傘が女の人に見えてきた…)

 

・Parade!!〜プリンシパルの衣装が白シャツだから踊ってると肩甲骨が分かってめちゃくちゃ良い

 

プリンシパルのサビの、ここから〜で はまちゃんとぎゅーっと近づいたあと、はじまる〜で しげとニコッてアイコンタクト取るところ(しげがちゃんとかみちゃん見てくれるの嬉しい)

 

・踊りながらシャボン玉にポンっと触って弾けた中にいる姿がシャボン玉の妖精

 

・どんどん来なよもっと来なよ〜からのソロパで音源よりも力強く歌う声

 

・ほっぺにキス おでこにキス〜のときに右足でリズム刻むところ

 

・流星パートの 僕らのやり方はこう〜!のあとにピースするところ

 

・何万回〜の大サビのソロパ前にジャケットのボタンを開けて準備する姿

 

・次のはまちゃんパートを口パクで口ずさむところ(毎日が輝いてく のあとの音取りをして気持ち込めてるのも含めて好き)

 

・何百回だって伝えるよ、で指を折り曲げて数えながら歌ったところ(オーラス)

 

・基本真面目にコントやるのに、たまにボソッと出してくるアドリブ(濵子の74億を先に言っちゃったりする)

 

・デブキャラだからか自分のお腹をさすさすなでなでしてる姿

 

・奴衣装のポンチョに緩めのパンツからすらっと覗く手足(靴がムートンだから余計際立つ)

 

・このときの衣装にフレームの細い丸めがね合わせてくるセンス

 

・OH LA LAの Everybody stand up!で照史とわちゃわちゃしながら歌うところ

 

・ドラゴンドッグの間奏のダンス

 

・フェイクやってそのままの勢いでシャウトするところ(途切れることなくシャウトしてて声の伸びもすごかった)

 

・MCになると両隣のりゅせじゅんのドリンクも持ってきてあげるところ(それを渡すまでの一連の流れも可愛い、持ってきてあげてるのにたまにしばらく気付かれてない時があって気付かれ待ちの姿も可愛い)

 

・帽子を取って前髪を直す仕草

 

・乗り越しが終わるとき、暗転の中立ち位置に出てきてきりしげに拍手を送るところ

 

・そのあとウォーミングアップでジャンプしてGOD DAMNに挑むところ

 

・赤と青の衣装、似てるけど同じ衣装じゃないとこ、下からの照明、スモーク、風の演出

 

・曲終わりに倒れこんだあと立ち上がってはまちゃんのこと引っ張って起こしてあげるところ、そして健闘を称えるように背中をポンっと叩く姿

 

・パラチャーまでの映像で羽織った白シャツから覗く胸板とおへそ横のほくろ

 

・ダイエット中とか言いながら〜のパートでやる真顔芸

 

・アカンLOVEの ボンボンッキュッボンボンッキュッボン!ダイナマイッ!を一切やらず、周りのブロックのファンにも「やらんでええよ」ってするところ(なのにオーラスでは最後だからって全力でボンボンやっちゃうところも最高)

 

・じんすばのサビに合わせて自分がいるブロックを煽るところ

 

・その涙にシャウト!のところで走ってくるのぞむを待って一緒にシャウト!するかみこた

 

・ソロダンスパートで今まで見たことないくらい楽しそうに生き生き踊る姿

 

・Tシャツ1枚に細身のパンツだけの衣装も良い

 

・Evokeはそのときの髪色で何のサングラスになるかなっていうのも楽しみ

 

・フォーメーションも振りも細かくて終盤にかけて疲れるはずなのに音が多ければ多いほど振りが細かければ細かいほど生きるダンスと、もっともっとってメンバーを煽るところ

 

・Satisfied?の表情と左手

 

・Fall down 全部サラケ出せ〜のリズムを細かく刻む振りつけ

 

・考えるな、燃えろの 向かい風が吹いてくるほど〜で向かい風に飛ばされそうになるのに最後は真顔で服の裾パタパタさせる芸細な部分

 

・間奏でかめはめ波出そうとするけどなかなか出なくて、あれ?う〜ん?と小首を傾げるところ

 

・アンコ終わり かめはめ波ー!したら同時に銀テープが飛び出して、やっと出たー♡って嬉しそうにするところと、たまに淳太くんや周りのジュニアがすごーい!って付き合ってくれる優しさ

 

 

とりあえず以上。全部好きなんだけど その中でも好きな部分を書きました。もし、万が一、目を通してくれた方がいたらありがとうございました!

あ〜〜〜、早く円盤出ないかな!!!

 

 

愛も、熱も、抱きしめるよ

私的初日のWESTival 福岡公演が終わったので、いま思ったこと感じたことを残しておきたいなぁと 久々にはてブロ開きました。

気付いたら昨年は2つしか書いてなかった…!

 

 

今回横アリ公演に行けなかったからネタバレ見ないようにして福岡に行ったんですけど、もうね〜〜ほんっっっとうに楽しかった!!!いつも楽しい福岡、今回も最高に楽しかった!!!

構成も ここでこの曲くるんだ! とか これまでの流れと違って それはそれで新鮮で。5年目を迎えようとしているいま こうして新しいことに挑戦していく感じ、攻めの姿勢、すごく好きだなぁと思います。かっこいいなぁ、ジャニーズWEST

 

 

かみちゃんに関する情報を遮断して誰の主観も入れないまま見たステージは、私が観たいと思っていたものがたくさんあって 楽しくて嬉しくて、両手からこぼれ落ちるくらいの幸せが溢れていました。抱えきれないくらいの多幸感だった。

 

好きなだけ、好きなように踊ってくれ!ってずっと思ってたんですよ。周り考えずにガシガシ好きにやってくれ!って。DANCE SQUAREで「もっと踊りたい!って欲はあります」って言ってたし、最近三浦大知さんの音楽聴くって言ってたから そんな姿を見たいなぁって。EvokeもGOD DAMNもかみちゃん振り付けだし、わりとそういうの見られるかなぁって期待もしていました。Evokeの振り付け見たメンバーの感想も 今までで一番エグい みたいな感じだったしね。

 

だから期待に胸を膨らませて挑んだんですけど、もうね〜〜!!まず Evoke前のソロダンスパートがさいっっこうだった!!!こういうの!私が見たかったやつこういうのーー!!!って。

あんなに楽しそうにあんなに生き生きして踊るかみちゃん見たら泣かない訳がなくて、心拍数上がりながら震える手で双眼鏡覗いてました。踊ってるかみちゃんが大好きなんだけど、あんな顔して踊るんだ こんなに楽しそうに踊るんだ って、知ってたけど知らないような また一つ知らない顔を知れたような気がしてね 嬉しかった。きらきらしてた。わたしが見たかったかみちゃんで、大好きなかみちゃんだった。

 

あとこれ衣装がぺらぺらのTシャツに細身のパンツ(多分)っていうシンプルなのも超良かった。装飾品がガチャガチャついた重めの衣装も強くて大好きだけど、シンプルな衣装で映像とシンクロさせて ダンスを見せる、ダンスで魅せる っていうのが強調されてるなぁって。かみちゃんのダンスに会場が わぁ!!ってなるのも本当に嬉しかったなぁ。みんながかみちゃんしか見てないの、拍手してくれるの、なんだか誇らしくなってしまった。

 

 

Evokeももちろんかっこよくて「いや〜〜これは!これはかみちゃんが好きな!やつ!!かみちゃんが作った!やつだ!!!」って思いながら見てました。細かく音取ってカチッとハメて、歌う人が目立つフォーメーション、歌詞に合わせる動き、全部がかみちゃんプロデュースなのが手に取るように分かる。

 

T.A.B.O.O. でバツ作ったり、Volumeを上げろ でつまみ回したり、Until the time end で腕時計指したり、でももっとアガってHigher で上指したりするの もうめちゃくちゃかみちゃん。歌詞に合わせた振りを盛り込んでくれる かっこいいけど素直で、だけどどうにもかっこいい振りを作ってしまうかみちゃん、めちゃくちゃに好きです。

 

パンフ読んだら"せっかく自分で作った曲やのに、ソロ曲にせんでええの?"って聞いた流星に ちょっとテレくさそうな顔しながら"WESTのために書いた曲やから"って答えたかみちゃんがいて。"何か少しでも グループに還元できたらええなって思ってるよ って、やりたいことだらけやで!"って話すかみちゃんがいて。

もう何度目か分からないけど わたしこの人のこと本当に大好きだ〜って思った。この人本当に信頼できるなぁって。神山担めちゃめちゃ楽しくてめちゃめちゃ幸せだ。

 

おまけに 、ファンになってくれてありがとう、夢を応援してくれて 一緒に目指してくれてありがとうって言うもんだから泣いてしまった。かみちゃんに気づいて、見つけることができたわたしの人生超楽しいマルモウケ!!!

 

 

GOD DAMNは演出諸々含めて あ〜これ、こういうの 昔見たことあるな って、キュッとなってしまったのが本音。対面でVSみたいな形なのも、焚かれたスモークも風も、知ってるなぁって。ちょっと、BOYSみを感じてしまって だからと言って誰かに重ねて見てる訳ではなくて……上手く言えないけど。

 

でもこれ濵ちゃんがかみちゃんに"お前と踊りたい"って言ったことがきっかけで出来た曲なんだって思うと 嬉しくて仕方なくて。ダンス嫌いな濵ちゃんが 一緒に踊りたい、苦手だけど神ちゃんと踊るのは好きやから って言ってくれて、ダンスが好きな神ちゃんに影響されてダンスを好きになりたいって選んでくれて。ギラギラした姿にどこか懐かしさすら覚えて、無性に泣けてしまいました。でも、昔の亡霊は24コンで成仏したから、ちょっと思い出すことはあったけど 不思議とそれ以上の感情にはならなかったかなぁ。

 

かみちゃんが濵ちゃんと踊るために 2人が出来ることを盛り込んで作った振り付けで、濵ちゃんが やってやるぞ、立ち上がるぞ って力強い歌詞をお願いして出来た 濵田崇裕と神山智洋の2人の曲だから。

 

 

余談だけど。乗り越しラブストーリー終わりで出てくるかみちゃんが柔らかい笑顔で2人に拍手を送ったあと、気合い入れると同時に目に力が入って 一瞬で表情も纏うオーラも変わるのがすごく好きなんです。あと曲終わってまだ寝転んでる濵ちゃんのことを起こして 労わるように 讃えるように 背中ポンってするのも大好き。2人ともすごくかっこよかった。

 

 

いつも、どのコンサートも どの公演も 目一杯楽しませてくれて 色んなことに挑戦する姿を見せてくれるジャニーズWESTが かみちゃんが大好きで、これからさらに大きくなる姿を見ていきたいなぁ、応援していきたいなぁと思うステージでした。WESTival たーーーのしかった!!!

 

もうオーラス迎えたのか?ってくらいの書き方だけど!まだ行くよ!!!とりあえず思ったことブワーって書きました!(cv.重岡大毅